駐在員のキャリアデザイン

駐在員の転職・キャリアを考えるヒントにして頂くブログ

帰任後に英語力を維持するためのトレーニング

こんにちは、Keyです。

せっかく駐在中に英語力がついても、帰任して英語を使わなくなったら、あっという間に錆びついて使えなくなってしまった、ということを良く聞きます。

今日は帰任後にどう英語力を維持するか?という話です。

 

 

少し努力すれば、英語力は急激には落ちない

 

私の場合、今の仕事でも、運良く海外プロジェクトに関わる機会もあったため、帰国後に英語を全く使わなくなる、ということはありませんでした。ただ、駐在中の、いわゆる「朝から晩まで英語漬け」の環境に比べれば、英語に触れている時間は比べものにならないくらい少なくなったことは間違いありません。

 

一方で、おもったよりも英語力が落ちている、という実感もありません。時々ある英語会議も一応それなりにこなしていますし、先日、昔の同僚(非日本人)が来日して、2人でご飯を食べた時も、さほど困りませんでした。

英語は自転車と一緒だと思っています。一度乗り方を覚えさえすれば、あまり乗る機会がなくても、ほんの時々乗ってさえいれば、(漕ぎ始めは怖いかもしれませんが)意外と運転できてしまうものです。英語も一緒で、定期的に触れる努力をしていれば、今までの英語力が水疱に帰すというようなことは無いと思っています。

では、実際どんな努力をすればよいのでしょう。私の例を紹介します。

英語力維持トレーニング①:赴任国のラジオを聞く

仕事で時々使う機会があれば、それに越したことはありません。

しかし、帰任後の仕事によっては全く英語を使わないというケースもあるかと思います。

そんな時にお薦めなのは、毎朝通勤時に赴任国のラジオを聞くことです。

何が良いかというと、無料かつ、あまりやる気がなくとも継続出来るからです笑。

もちろん、帰任後に自ら英会話などの講座を申し込んだりするやる気があれば、素晴らしいです。しかし、今まで無料で?英会話なんて出来た環境であったのに、お金を払ってまで英会話に申し込む人は稀かと思います。あるいは、リスニング教材を購入したりということも同様の理由でやる方は少ないでしょう。

また、一番の難敵は英語を学習するモチベーションが上がらないことだと思います。今まで毎日やっていたのに、今更・・と思う気持ちもあるでしょうし、業務で英語を使わないならなおさらです。

ラジオであれば、アプリで無料で聞けますし、特にモチベーションがなくても、音楽を聴く感覚で毎日続けられます。あと赴任国の番組というのがポイントです。なぜなら、テーマが慣れ親しんだ内容なので、コンテンツが頭に入りやすく、聞き取りやすいからです。久しぶりにBBCとか聞くと、意外と聞き取れなくてショックうけたりしますので気をつけましょう。

英語力維持トレーニング②:英語で一人芝居

これは、誰もいないときにやることをおすすめします。その名の通り、一人でシーンを妄想して、英語で(口に出して)会話をすることです。正確に言うと、相手はいないので、会話でなく独り言に分類されます。

例えば、「今日の仕事はどうだった?」というテーマに対して、独り言で色々話し、「ふーん、前の仕事と比べてどうなの?」と妄想でツッコミを入れ、それに対してまた独り言で返す、という寸法です。だいたい私の場合は、15分から30分、ほど(妻がいないときに)やっています。iPhoneを耳にあてながら、電話っぽくやるというのもバリエーションとして面白いと思います。

周りからみると結構怖いですが、意外とこれが野球の素振りのように効きます。特に、一定の英語力を獲得した方には、非常におすすめです。お酒を飲みながらやると、会話(独り言)が弾みますので、晩酌しながらでも勉強出来るのがメリットですね。

 

この二つのトレーニングを続けるだけでも、それなりに英語力は維持される実感があります。少しずつでも「自転車に乗る機会を増やす」努力を無理なく続けることが、英語力の維持には大切かと思います。