駐在員のキャリアデザイン

駐在員の転職・キャリアを考えるヒントにして頂くブログ

30歳過ぎても事業会社からコンサルで採用されやすい人

f:id:Keymaster:20180501232016j:plain

こんにちはKeyです。
私は30過ぎの時に日系企業で海外駐在中に退職し、今はコンサルティングファームに勤務しております。
今日はコンサルを目指す人の中で、業界に転職しやすい人の条件について少し書きたいと思います。

 ネットサーフィンすると転職関係のサイトでよく見る「30過ぎて、事業会社からコンサル業界に転職することは可能でしょうか?」という質問。

私が回答するならば「誰でも入れるし、やっていけるよ!」とは正直言ってまったく思いません。仕事の属性としても向き不向きが顕著な職種ですしある程度資質(論理思考など)における筋の良さは必要です。また一方では、(コンサルに入ることが、良い悪いは置いておいて)論理思考みたいな基礎スキルの外でも、採用されやすい条件というものはあると思います。

これは私自身がファームに入ってくる人を見たり、採用のお手伝いをしている中での主観です。

ちなみに、若ければ若いほど、ポテンシャル採用になるので、下記の条件にはまらなくとも考え方の筋が良ければ採用される可能性は十分あると思います。

一方で、私のように異業種で30過ぎるとそれなりに厳しく精査されますので、その前提での条件としてご覧ください。

(※ちなみにここでいうコンサルは、いわゆるマネジメントコンサルと定義します。つまり、インダストリー特化であろうがなかろうが、戦略から業務改革までを行う、ノンITコンサルを指します)

条件1:経営コンサルとフィットが良い業界の人

ファンドとか、商社の投資部門の人とか、会計士とか。
そもそも経営コンサルのやっていることに近いことを違う視点でやっている人たち。この人たちは、自分が向いているかどうかなんてそもそも考えることはないかもしれませんが。

条件2:コンサル会社がほしい業界の大企業出身

どこ業界だよと突っ込まれそうですが、やはり車、CPGとか、クラウド、とか市場規模が大きくて今後も存続されるであろうという業界のリーダー企業出身だと優遇される気がします。

条件3:経企・マーケなどの企画・計画部門出身

営業一筋10年の人よりも、一般的に経企・マーケ、営業企画などのプランニング系出身のほうが仕事的にはフィットが良いです。たまに研究とか、理系な仕事をしてた人も来たりします。もしかしたらマッキンゼーとかトップ戦略コンサルだと、そういう人のほうが多いのかもしれない。
(営業経験自体も、クライアントとのコミュニケーションなど間接的に役立ちます)
私自身は営業→マーケという経歴です。

条件4:海外経験者(≒英語使える人)

ほかの記事でも書いてありますが、私は駐在経験の肝は語学力ではない、と思っていますが、やはりわかりやすく評価されるのは英語をはじめとした語学能力かもしれません。
頻度こそあれ、英語を全く使わないプロジェクトは少ないです。
今も日本のプロジェクトをやっていますが、リサーチは英語使いますしね。
また、日系企業の海外法人巻き込むプロジェクトなんかでは、現地の人のオペレーションや気持ち、実際を想像しやすいので重宝されます。

私の場合

私自身は日系メーカー出身なのですが、条件2と4が当てはまりますね。
所属していた業界的には、特に魅力的ではなかったと思います。
実際、自分の業界に関連したクライアントのプロジェクトにはアサインされたことはありません・・(忘れられてる?)。


もちろん、これらの条件がはまらないと採用されえないかというとそうではないので、参考程度です。
営業一筋の方でも、プランナー視点で仕事していて、論理思考がしっかりしていれば採用されるでしょうし、MBA取得されている方もいるでしょうしね。
近年はファーム側も多様性を大切にしているのか、最近は割といろんな業種の、いろんな規模の会社の人が入っている気もします。

また、もう1点重要なことは、必ずしも採用の時に高評価の方が活躍するわけではないという点です。
良いポジションで入ったのに、半年もたたずにやめる方もいらっしゃいます。理由は様々でしょうが。
なお、私自身は、面接がボロボロだったのでものすごくよいポジションで入社したわけではありませんが、割と今はご評価いただけており(たぶん)、順調に駒を進めていることができています。

尚、私が事業会社からコンサルに転職する際に活用したのはビズリーチです。

ハイクラス系の求人に関心ある方はもう登録されていることが多いとは思いますが・・

もしこれから登録される方で、このブログが多少なりお役に立てていたら、ぜひ下記リンク経由でお願いします。

▼「ビズリーチ」登録(無料)▼