なぜわざわざ海外駐在中に転職したのか:前編
こんにちは、Keyです。
私は日系企業で海外駐在中に転職して帰国し、現在はコンサルティングファームに勤めています。
年末が近づくと、週末などに人に会う機会も増えます。
(実際帰国・転職してからはかなり経ちますが)久々に友人に会うと「わざわざ駐在中に転職するなんてよっぽど嫌だったんだね」とか、「せっかく海外駐在してたのに、転職して後悔してない?」などとよく言われます。
何度も聞かれているうちに、だんだん記憶も改ざんされていってしまいますので、完全に記憶がなくならないうちに「なんでわざわざ海外駐在中に転職したのか」ということを備忘録かねて書きたいと思います。
整理学に走ると本当に思ってたことが書けない気がするので、構造は気にせず書きなぐりますので、そこはご勘弁ください。
目次
■会社も同僚も仕事も好きだった
■それでも転職したのはなぜか
会社も同僚も仕事も好きだった
まず、「そんなに会社のこと嫌いだったのか?」という質問には、まっすぐ相手の目を見て「全くそんなことはない。会社も仕事も同僚も好きだった」ということができます。
日本にいたときも、海外駐在中も、当然楽しいことばかりではなかったし、悩むこともありましたが、幸いなことに素晴らしいメンバー、上司に恵まれ、人間関係で悩んだことは一度もなく、常にモチベーションをもって仕事をできていたと思います。それはやめる前も変わらなかったと思います。駐在も素晴らしい経験をさせてもらいましたし、ローカルのメンバーとも関係性は良好でした。
私のいるコンサルファームにも、メーカーなどの事業会社出身の方も沢山いますが、コンサルに来るような人は、キャリアアップ観点で転職している人が多いせいか、「前の会社はくそだった」みたいな人には会ったことがありません。むしろ「前の会社は良かったなぁ」という人が多い気がします。
尚、私の場合は今でも前の会社の人たちとは、気軽に連絡を取りあえる関係性を維持しています。
それでも転職したのはなぜか
いくつか理由はあると思います。恰好をつけずに正直にいうと、下記のような理由だと思いますね。
①これ以上に就きたいポジションがなかった
私はずっと海外駐在を希望していて、念願叶い海外で4年働きました。
当地ではマーケティング&経営企画のような仕事をさせてもらい、様々な国へ出張も行きました。とてもエキサイティング&楽しかったです。
ですが、同じ職種を2年、3年と続けていくと、徐々に慣れてきます。そして気づきます。「あぁこの会社でこれ以上やりたいこと、目指す職種がない」と。
実際には職位が変われば目線も変わりますし、国が変わっても違いはあると思いますが、以前ほどモチベーション高くもって、次はこの仕事がやりたい!という目標を見失っていました。
②性格が飽きっぽい
これは私の性格ですが、同じような仕事をして慣れてくると、全然違うことがすぐやりたくなるタイプです。最初はパフォーマンスが出なくて、早く仕事に慣れたい・・と泣きべそをかいていたのも束の間、ある程度コントロールできるようになると、なんかつまらないな‥となってしまう。したがって海外で2年も過ぎたころから徐々にマンネリ化はしていたと思います。
③このままじゃこの会社でしか生きられないという危機感
このスキルはこの会社でしか生きないな・・自分の市場価値はいかほどか、という危機感が常にありました。
転職した今、この危機感は正しかったと思っています。やはり自社の常識は他社の非常識であり、ずっと以前の会社にいたら、ゆでガエルになっていたことは想像に難くありません。
④俺はもっとやれるという野心
これは中二病が根治していないせいだと思いますが、いまだに自分は何者かになれる、なりたい、という野心を30過ぎても消すことができずにいました。恐らく今も消えてないです。
このうち、②③④の理由から今働いているコンサルティングファームに入る理由になりました。
もちろん、ファームへの入社面接ではある程度ロジックを固めてからいくわけですが、案外理由を突き詰めていくと、みんなこんなものなんじゃないかなぁと思ったりもします(私が考えていないだけかもしれません)。
だらだらと書いていたら結構長くなってきました。
残りの分は後編として書きたいと思います。